録画サーバ構築 PT3 Rev.A vs PX-Q3PE 比較 構築編

1年近くPX-Q3PEを使いこなそうとしてきたのだけれど、仮想環境においてDisk I/OあるいはNetwork I/Oに弱いよるノイズを回避できないため、現在の環境での利用を断念。QSVが使えるCentOS7に同居させたいという希望もあって、遂にPT3 Rev.Aへの移行を決意。PX-Q3PEの不安定さがチューナーカードとして一般的なものなのか、製品固有なものなのかを評価してみたくもあったので、ちょうどよい機会。PX-Q3PEが若干値上がりしているので、PT3 Rev.Aの中古価格も悪くないレベルかも。チューナー数半減だけど。

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ヤフオクでPX-Q3PEを手放してPT3 Rev.Aを調達。ほぼ同額で購入することができた。PT3はドライバのソースがあるので、ホストOSであるCentOS7上での動作も可能だし、LXCコンテナ上でも動かせるはずだ。しかし、今回はPX-Q3PEとの機能比較をしたいので、あえて仮想環境上のCentOS6に認識させる。PT3を我が家のサーバであるShuttleのSH170R8に取り付け。CentOS7を起動すると、すぐにデバイスを認識した。

ssh host1
lspci
 :
01:00.0 Multimedia controller: Altera Corporation Device 4c15 (rev 01)

最終的には仮想環境のCentOS6にデバイスパススルーすることになるが、まずはホストOS上で動作確認。Linux用ドライバのソースが公開されているPT3のセットアップは非常に楽。以下のようにドライバをmakeして、lsmodでモジュールが組み込まれていることを確認する。

git clone https://github.com/m-tsudo/pt3.git
cd pt3
make
make install
reboot
 :
lsmod | grep pt3
pt3_drv                42151  0

続いて、キャラクタデバイスができているはずなので、/dev/pt3video*を確認してみるが出来ていない。がーん。ぐぐるとモジュールのリロードで直るという話もあったので試すが変わらず。BIOS変更したり、電源ユニットを300wから500wに変更したりもしたが変わらず。こういうときに中古購入はすぐに故障が頭をよぎる。変なものつかまされたかな・・・。

重い腰を上げてWindowsを入れてデバイス診断をする。公式からWindows用のドライバ、SDK、プログラミング例をダウンロード。FPGA回路更新ツールで確認するとバージョンは最新。プログラミング例付属の検証ツールで確認するとデバイスは正常。ハードウェアに問題はなさそうなので、今度はCentOS6を入れて同様の手順で確認してみると、余裕でキャラクターデバイスが見えた。正常系が1つ確認できると、ひとまず安心。

どうやら自分のCentOS7設定に問題があるらしい。そこで真っ先に思い当たるのが、デバイスパススルーを行うためのカーネルパラメーター『intel_iommu=on』の設定。もともとPX-Q3PEのために、この設定を入れっぱなしだったので外して試してみる。すると、あっさりとキャラクターデバイス/dev/pt3video*を確認することができた。ふう。余計な設定残しておくと、ほんとはまるな。

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デバイスさえ認識してしまえば、あとは簡単。pcscdとrecpt1を用意して録画試験を行う。

yum install pcsc-tools pcsc-lite-devel
systemctl start pcscd
systemctl enable pcscd
reboot
pcsc_scan

cd /usr/local/src
wget http://hg.honeyplanet.jp/pt1/archive/c44e16dbb0e2.zip
unzip c44e16dbb0e2.zip
cd pt1-c44e16dbb0e2/arib25
make
make install
echo /usr/local/lib >> /etc/ld.so.conf
ldconfig

wget http://hg.honeyplanet.jp/pt1/archive/tip.tar.bz2
tar xvjf tip.tar.bz2
cd pt1-c8688d7d6382/recpt1
sed -i".org" 's/pt1video/pt3video/g' pt1_dev.h 
./autogen.sh 
./configure --enable-b25
make
make install

recpt1 --b25 --device /dev/pt3video2 24 10 /tmp/test.ts

これで録画機能の確認が可能。録画されたデータを再生したところ、まったく問題なし。どのOSでも動くってすばらしいことだなあ。このまま使い続けてもいいんだけど、先ほどの設定を戻してゲストOSへデバイスパススルー。仮想環境上のCentOS6に認識させて、そちらでも録画確認。問題ないね。これでPX-Q3PEと比較する準備が整ったので、次回比較していきます。

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