録画サーバ構築 Skylake+CentOS 構築編

前回sh170r8でPX-Q3PEを使う筐体を組み上げた。今回はこのskylake機にCentOS7をインストールする。通常のCentOS7はskylakeに対応していないので、Kernel4系に変更したCentOSを用意する。kickstartでのCentOS7インストールをやるだけやってみたが、anacondaの起動途中でハングってしまった。kernel4系の動作検証機としてZotac AD11を使用する。このサーバには既にCentOS7.2がインストール済み。このkernelをまずは4系に変更してみる。kernel4系の最新は4.6。手順は以下。

yum install http://www.elrepo.org/elrepo-release-7.0-2.el7.elrepo.noarch.rpm
yum -y install --enablerepo=elrepo-kernel kernel-ml
vi /etc/default/grub
    :
GRUB_DEFAULT=0

grub2-mkconfig -o /boot/grub2/grub.cfg
reboot

幸い何の問題もなく動作した。今度はこの環境をsh170r8に移植できるようリムーバブルメディアに構築する。メディアには32GBのUSBメモリを選択。そのUSBメモリでsh170r8に接続すれば、 kernel4.6での起動を試せる。もちろん起動さえしてしまえば、CentOS上で行えるあらゆるオペレーションが可能となるので、sh170r8のローカルディスクにCentOSを入れてしまう事も難しくはないはず。早速、32GBのUSBメモリをAD11に刺す。sdbとして認識されている事を確認。sdbにCentOS7をインストールするkickstartファイルを作成。ホスト名やIPアドレスも専用のもの用意した。便宜上sv10という名前とする。ネットワークブートでpxeインストールを開始。翌日まで時間かかったが、いつものCentOS7をUSBメモリにインストールする事ができた。インストール後に先ほどと同じオペレーションでkernel4.6へ更新しておく。

このUSBメモリをsh170r8のフロントパネルに接続。BIOSでboot sequenceを修正し、USBメモリで起動するように設定。恐る恐る電源を入れると・・・無事起動した。理屈ではそうなるはずと思いつつも、やはりこういう瞬間はびくつくもの。今回も無駄金にならずに済んでほっと胸をなでおろす。接続済みのデバイスたちを確認する。CPUやメモリ、4枚のSATAディスクに、M.2のSSDデバイス。更にはGD750-2GERTSPやPX-Q3PE、SCR3310v2.0も認識済み。完璧だね。CentOS構築にM.2のSSDデバイスが必要なのでマウントするところまでやっておく。ちなみに/dev/sdaとして認識されていた。

fdisk /dev/sda
sda1を4GBのSWAP領域、残りをsda2として設定。

mkswap -L SWAP /dev/sda1
mkfs.ext4 /dev/sda2
e2label /dev/sda2 /
mount /dev/sda2 /mnt

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ZBOX CI520に構築した既存のCentOS7サーバsv01をkernel4.6に変更。出来る限りのプロセスを停止して静的状態に。dumpコマンドでバックアップを取得。バックアップが出来たら、そのファイルをUSBメモリのsv10にscpする。USBメモリ側に書き込むと遅いので、さきほどマウントした/dev/sdaの方にコピるように注意。dumpデータをコピーしたら、それをrestoreコマンドで/dev/sdaに展開する。あとは幾つかのファイルを新サーバ用に書き換えて、grubをインストールすれば、M.2のSSDからCentOSを起動できるはず。具体的な作業は以下。

ssh sv01
sudo su -
dump -0f ~/osbackup.dmp /dev/sda2
scp ~/osbackup.dmp sv10:/mnt
ssh root@sv10
cd /mnt
restore -rf /mnt/osbackup.dmp
vi /mnt/etc/fstab
先ほど構築したパーティションに合わせてfstabを修正する。
UUID指定だと面倒なので、LABEL指定に変更した。

vi /mnt/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-br0
こちらもデバイスにUUIDが指定されている事が多いので注意、削除で可。
MACアドレスが指定されているなら、それも新しいデバイスのものに変更。

grub2-install /dev/sda

以上で起動用の作業は終わり。実は/boot/grub2/grub.cfgを直していないので、grubが起動デバイスを見つける事は出来ない。grub rescueプロンプトが起動するはずなので、以下のように手動でOSを起動する。

set prefix=(hd0,msdos2)/boot/grub2
set root=(hd0,msdos2)
insmod normal
normal

これでskylake機にてCentOS7.2を起動する事が出来た。起動後に『grub2-mkconfig -o /boot/grub2/grub.cfg』でgrub.cfgを更新。毎回上記のコマンドを打たされる羽目になるのでを忘れない様にgrub2-installも行う事。リストア作業はどんなに気を付けていても、サーバ側ではなくUSBメモリ側を修正してしまう事が何度かあった。リストア後はおとなしくchrootして作業する方が間違いないかもしれない。移行上の修正漏れさえなければ、普通にLXCやKVMも起動する事が出来た。glusterfsもそのままクラスターに復帰できた。次回はこのskylake機で録画サーバに必要な機能を検証していく。

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