録画サーバ構築 VCEエンコード 検証編

前回、QSVエンコードの検証が終わったので、今回からはビデオカードを使ったハードウェア・エンコードを試す。NVIDIAのGeForceを使ったNVENCを試してみるつもりだったが、まだ注文したビデオカードが届いていない。思い返すと手元にAMDのRADEONはある。RADEONでハードウェア・エンコード出来ないのかと調べてみると、Windowsなら出来そうな気配。RADEONによるハードウェア・エンコードはVCEエンコードと呼ばれるものらしい。ビデオカードによるハードウェア・エンコードがどのような水準なのかを試すためにもトライしてみる事にした。

所持しているRADEONはVTX3D HD 7750というカードで、1スロット厚のもの。これならsh67h3とも相性がよいので、Win10機となっているCore-i5機の方に取り付ける。既にキャプチャ用のmonster x3aというボードが刺さっており、このままだと差し込むスペースがないので一旦抜く。改めてビデオカードを刺して、続いてキャプチャカードを刺し直す。電源を入れると電気は通るものの、ディスプレイに出力が来ない。ビデオカードを刺したため、オンボードのビデオ出力が止まったのかと思って、ビデオカード側のビデオ出力にケーブルを繋ぎ直すが、やはり出力は来ない。うーん、何だろ。

一旦、構成を元に戻そうとビデオカードを抜く。これで電源を入れるときちんとオンボードからディスプレイに出力された。今度は逆にビデオカードのみ刺して、キャプチャカードを抜く。これもディスプレイはちゃんと見えてWindowsも起動する。Win10でビデオカードのドライバを入れる作業を進めていると、エクスプローラ上に内蔵のDVDドライブが認識されていない事に気付く。取り付け作業しているときに、ケーブル抜いたかと思って確認するが繋がっている。また、デスクトップで作業をしている間にマウスカーソルが止まってしまったり、何だか動きが怪しい。

sh67h3のビデオカード取り付けでぐぐってみると、多くの人が標準の300W電源ユニットを500Wのものに入れ替えている。もしかして電源不足なのか。諸々、繋げているデバイスを取り外しながら、Win10の安定化を模索する。DVDドライブを外して、HDDも1台のみに変更。メモリも1枚だけ刺して起動させる事で、問題なく動作するようになった。組み合わせ的にメモリの枚数を減らすのが効果的に思う。いずれにせよ500W電源買わないとsh67h3のビデオカード運用はとてもじゃないけど無理だね。

さて、やっと準備出来たのでVCEエンコードを試す。『A’s Video Converter』というツールで出来るようなので、ダウンロードしてインストールする。作者の公式情報を参考にしながらLAV Filtersをインストール。ツールを起動してデコーダにインストールしたLAV Video Decoderを指定する。続いてビデオエンコードでVCEエンコードを探すが見つからない。RADEONのドライバを最新にしてみたが出てこない。h264、h265やQSVエンコードはあるんだけど。。。

ストレス発散に他のエンコードの性能検証から。データソースは前回同様アメトーク60分を録画した6.5GBのTSファイル。h264が25分かかって2.59GBに、h265が24分かかって2.49GBになった。どちらもCPUは100%張り付き。QSVは25分で2.52GBになった。CPU使用率は4割ほど。その後も試行錯誤するがVCEエンコードは相変わらず選択肢にない。苦し紛れにオンボードのビデオ出力に繋がっているモニターケーブルをRADEONのビデオ出力に繋ぐと、『AMD VCE H.264 Eecoder』が遂に現れた。何も指定せずにVCEエンコードを行うと、18分で500MBのMP4が出来た。さすがに画質が悪いので、映像品質を上げるため最大QPに24を指定。すると30分で4GBになった。

ソフトウェア・エンコードでも処理時間そのものは速いので時間的なアドバンテージはないが、処理中のCPU使用率が倍くらい違うので、その点で有効と言える。Linuxで動かす事は出来ないので、自動処理に組み込むのは難しいかもしれないが、handbrakeでの手動作業なんかは、このツールに置き換えてしまってもいいかもしれない。その前に500Wの電源ユニットを手に入れないと、まずビデオカードを刺す事が出来ないけどねw

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