男子バスケ第28回アジア選手権決勝ラウンド

3位通過で臨む決勝ラウンド、初戦はカタール戦だった。序盤から日本の3ポイントがよく決まり、中外バランスよくシュートが入る。終止、日本が圧倒する形で試合は進み、リバウンドもしっかり取れて安心して見ていられる、まさに満点の試合内容だった。

正直、これなら決勝進出も夢ではないという手応えだったと思うのだが、フィリピンとの準決勝は一転して3ポイントが入らない。一方のフィリピンが気持ちよく3ポイントが入り続けるのも手伝って、日本の外が入らない事によりプレッシャーになったのか、この試合、結局3ポイント1本も入らないまま終わってしまった。

フィリピンを追い詰める場面もあったのに、突き放す3ポイントが入らないと痛い。どんなに頑張ったところで、3ポイントはある程度水ものではあるが、もう少し大事な場面での成功率を上げていく事が今後の課題か。残念ながら決勝進出の夢は潰えた。

3位決定戦も予選での雪辱戦となるイラン戦。このチームはフィジカルコンタクトが強く、ペイント内の破壊力が大きい印象。まあ、日本が苦手とするタイプのチームかもしれない。序盤は力強さに押し込まれるが、徐々にディフェンスが回り出して好ゲームに。最終的には中でしっかりファウルをもらいながらプレイできたイランが逃げ切った。

最後に決勝の中国戦も見てみたが、213cm超が4枚で圧倒的な制空権。それに対してフィリピンはどうしても外からのシュートが中心に。ディフェンスの収縮がなされないために、外の確率も上がらず苦しい展開。それでもブラッチやロミオが果敢に中を攻める姿は見事だった。

結果的に想像よりも遥かに楽しめたアジア選手権。日本と他の上位チームとの差はそこまで大きくないと感じた。来年のオリンピック世界最終予選は是非健闘してもらいたい。

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