ponta & リクルートポイント統合

昨年末11月24日にpontaとリクルートポイントの統合が予定されていた。実際にはシステムトラブル?で予定は無期延期となり、しばらくリクルートポイントのponta交換は凍結されていた。それが今月の2月2日より晴れて解禁となり、pontaへの交換が可能となった。自分はリクルートプラスカードを利用しており、リクルートポイントがそれなりに貯まっていたので、これを機に全てpontaポイントへと変換した。

pontaは利用ユーザーベースでは最も広く使われているようだが、どこでポイントを消化すればよいのか、よいアイデアが浮かばない。Tポイントや楽天ポイントがそれぞれヤフオクや楽天市場などの国内最大級のサービスで利用できるのに対し、pontaはリクルートの運営によるポンパレモールが現実的なところ。少し前までは3%ポイント還元を謳う事で、他のモールに対して差別化を行っていたが、年末以降のYahoo!ショッピングのポイント還元攻勢に押されて、その特徴すら奪われてしまった。

ポンパレモールの商品種類はそれなりなので、欲しいものを見つける事は可能だが、他のモールに比べて価格競争力が弱い。ポンパレモールで買うのが最もお得ということはほぼないかもしれない。ポイント消化のために敢えて高価な店舗で買うというのは、数%の還元でやりくりしている節約を無意味なものにしてしまう。たまに行われる20%還元キャンペーンでの消化はそれなりに魅力的だが、5万円以上利用する必要があるのと、結局返ってきたポイントをポンパレモールで使うとなると価格優位性が低くなってしまうというのが問題だ。

クレジットカードを見てみても、リクルートカードは関連サービス内でのポイント還元優遇施策が存在しない。リクルートプラスカードの2%還元は強力だが、リクルートポイントという形で利用先を自サービスに閉じていたために可能だったもので、オープンなポイントとなってしまった今ではその存在が足枷になってしまっているのかもしれない。この点においても+3%還元に改善した楽天カード、+2%還元のYJカードに押されてしまっている格好だ。リクルートカードの1.2%還元は2社のカードに勝っているが、この差を以てリクルートカードを使いたいと思う人は限定的だろう。

現在リクルートプラスカードの新規入会は停止しているようだが、このカードを持つ自分としてはpontaがそれなりのペースで貯まっていく。その使い道は、ponta払いが可能なガソリンスタンドで使うか、ドコモのdポイントに変換するかくらいしか思い付かない。dポイントにすれば、ドコモの利用料金や携帯購入代金に充当する事ができるので、大きくポイント消化可能だ。とはいえ、それはあくまでdポイントの魅力に過ぎない。

ポイント交換機能のリリースが遅延し、年末商戦に参戦しづらかったponta陣営は今が正念場。Tポイントや楽天ポイントに負けないような魅力作りを頑張って欲しい。

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