Tag Archives: PT3 Rev.A

Ubuntu 18.04 + mirakurun + EPGStation 構築 QSVエンコード編

UbuntuでのQSVエンコードは他の記事でも何度か扱ってきたので、繰り返しの部分も多いが復習も兼ねてまとめておく。まずドライバが2種類あり、Intel公式のIntel Media Server Studioのものを使うか、OSSのmedia-driverを使うか。前者はkernel patchの形を取るためkernelが限定されてしまう。後者はその必要はないが、エンコードの性能が倍くらい劣化する。どちらを取るかは人それぞれだが硬直的なシステムは歪みが歪みを招き続けるので、性能が劣化してでも後者を選択する。ドライバの構築方法は以下。 ... 続きを読む

Ubuntu 18.04 + mirakurun + EPGStation 構築 設定編

前回の流れからQSVのffmpegセットアップを続けようかと思ってたんだけど、よくよく思い返すとmirakurunやEPGStationの設定でも多少のはまりがあったので、その辺りを先にまとめておく。QSVのffmpegやcomskip等は、録画サーバにおいてオプション的な位置付けで、あってもなくても録画サーバそのものは動作する訳だし。mirakurunとEPGStationのインストールが終わった段階で、両者の設定を済ませて、軽く録画処理を動かしておく方が切り分け的にも安全。... 続きを読む

Ubuntu 18.04 + mirakurun + EPGStation 構築 インストール編

録画サーバの構築に手を出し始めたのが3年前。何かしら致命的な問題がある訳ではないものの、サーバを作り変える度に何となく録画サーバの構成も変更してきた。今回はサーバがCentOSからUbuntuになるということで、録画サーバもせっかくなので大きく変更。epgrec UNAからmirakurun+EPGStationに変えてみるつもり。一時期epgrec+mirakurunも試してみたが、自分で修正したコードもつぎはぎだらけだし、UIと実際の振る舞いが乖離してしまっている部分もあって、そろそろ限界に近かった。... 続きを読む

mirakurun バッファ 枯渇障害 対策編

epgrec UNA + mirakurunによる録画環境で数日に1回くらい録画が失敗する問題。前回、ログの出力内容からmirakurunのTSFilter.jsで問題が起きているところまでわかった。このクラスはstream.Duplexを継承していて、その継承元にbuffered writeのような処理がある模様。素直に考えれば何らかの事情でwriteが進まず、書き込むべきdataがbufferに貯まっていき、いずれoverflowに至ると。根本対策としてはwriteが滞ることの改善、それが無理ならbufferを大きくして枯渇までの時間を稼ぐ。... 続きを読む

mirakurun バッファ 枯渇障害 調査編

安定運用に入ったepgrecだったが、稀に録画が失敗してしまう。頻度は読めないが、多くても1週間に数回とか。定期性がないので、自分の作業が影響したのかと思ってしまって調査を先延ばしにしていた。録画に失敗すると、rivarunとリアルタイムエンコードしているffmpegのプロセスが残り続けるので、おいおい何かのきっかけで気が付く。特にffmpegのプロセスが厄介で、QSVエンコードを使っているせいか、割り込み不可の待機状態に入ってしまいkillできなくなってしまう。... 続きを読む

録画サーバ構築 epgrec UNA リアルタイム エンコーディング

epgrec UNAをmirakurunと連携させて動かすようにした。細部で仕様が合わないところもあるが、番組更新や予約録画など主要処理が動作するようになったのでよしとする。続いて何とかしたかったのが、トランスコーディング処理。現在のepgrec UNAの作りだと時刻通りにTS録画を行い、その後にトランスコード処理としてmp4へのエンコードとcomskipを使ったチャプター追加を行っている。この録画後の処理が長くてうんざりする。ちょうど番組が終わるから見ようと思ってもしばらく見ることが出来ない。... 続きを読む

録画サーバ構築 epgrec UNA+mirakurun環境 epgrec改造編

epgrec UNA + mirakurun の組み合わせで動作させるために、前回mirakurunの調整を行った。チューナーの利用元はepgrec側に統一したいので、mirakurun側での操作を止めることが目的だった。今回はepgrec側でのチューナー操作をrecpt1からrivarunに変更して、別サーバ上のmirakurunでも録画できるようにする。ちょっとややこしいけど、ローカル2本のチューナーとリモート2本のチューナーを透過的に扱う。具体的にはmirakurunのtuners.ymlを以下のように用意する。... 続きを読む

録画サーバ構築 epgrec UNA+mirakurun環境 mirakurun準備編

2台のサーバに2台のPT3で運用する構成を考える。主目的は冗長化でどちらのサーバでも2並列までは録画できるようにする。また、通常運用時は2台のPT3で4並列まで録画できるようにするのが理想だ。ネットワーク越しに2つのPT3を透過的に扱いたいので、チューナーを抽象化してくれるmirakurunはどうしても導入したい。バックエンドがmirakurunだとすると、普通に考えれば録画管理もchinachuに任すのが順当。実際にchinachuも使ってみたんだけど、UI的にはepgrec UNAの方がわかりやすいような。... 続きを読む

録画サーバ構築 PT3 Rev.A @ LXC

今まで仮想サーバ上で動かそうとしていた録画サーバ。チューナーカードをCentOS7でも問題なく動作するPT3に変更したので、今回はCentOS7上のLXCコンテナとして録画サーバを構築する。コンテナの方がストレージ周りをホストOSと共有しやすく、性能的なオーバーヘッドも少ないのでKVMより扱いやすい。ホストOS上そのものに録画サーバを構築してしまうと、自宅インフラが硬直的になってしまうので避けておく。また、ドライバの関係でノードを分けていたチューナーサーバとエンコードサーバも1つのノードとして統合する。... 続きを読む

録画サーバ構築 PT3 Rev.A vs PX-Q3PE 比較 検証編

前回より構築し始めたPT3環境。デバイスの認識に思った以上に時間をかけてしまったが、今はf痛に動くようになったので録画環境を構築していく。PT3の場合、CentOS7でも動くので最終的にはQSV環境と共存させる形でLXCコンテナでの運用を想定している。しかし、今回は旧PX-Q3PE環境との比較のため、仮想環境上にCentOS6を用意して、そこにMirakurun環境を構築する。PX-Q3PEはrivarun経由で別サーバにDisk I/Oしてもノイズが乗ったので、それがPT3でも再現するかどうかがポイント。... 続きを読む

録画サーバ構築 PT3 Rev.A vs PX-Q3PE 比較 構築編

1年近くPX-Q3PEを使いこなそうとしてきたのだけれど、仮想環境においてDisk I/OあるいはNetwork I/Oに弱いよるノイズを回避できないため、現在の環境での利用を断念。QSVが使えるCentOS7に同居させたいという希望もあって、遂にPT3 Rev.Aへの移行を決意。PX-Q3PEの不安定さがチューナーカードとして一般的なものなのか、製品固有なものなのかを評価してみたくもあったので、ちょうどよい機会。PX-Q3PEが若干値上がりしているので、PT3 Rev.Aの中古価格も悪くないレベルかも。チューナー数半減だけど。... 続きを読む