Yahoo!マネーのメリット・デメリット

唐突?にYahoo!マネーというサービスが開始された。ヤフオクの出品者にはメリットありそうだったので概要に目を通してみた。現時点ではヤフオクとYahoo!ショッピングでのみ使える電子マネーで、預金口座からのみチャージ可能との事。多くの電子マネーがクレカからのチャージを可能としている中で、ちょっと珍しい。あとは無料で割り勘払いが出来たりする事からも、クレカの使えない若い世代向けのサービスとして位置付けているのかもしれない。預金払いに対応する銀行もみずほや三井住友などの主要銀行が含まれており、かんたん決済の無料化でメリットが曖昧になっているJNBへのてこ入れという訳でもなさそう。現時点では三菱東京UFJやゆうちょが対応していないので、消去法的にJNBの選択となる人はいるかもしれないけど。基本的にはクレカを使えない、あるいは使いたくない人向けのサービスと捉えておくのが正しそう。

さて、今回のキャンペーンは7月いっぱいまでヤフオクの売上金をYahoo!マネーで受け取る事によって、2%上乗せしてもらえるというもの。ヤフオクの出品ユーザーは時限的に使ってみてもよさそうだ。また、落札支払いの利用でも1%のポイント還元もあるので、クレカでかんたん決済している人以外はこちらもメリットになるはずだ。では、デメリットはないかというとそんなことはなくて、チャージしたマネーを預金口座に払い戻す場合に2.16%の手数料が取られてしまう。とりあえずヤフオクの売上金のみで運用するなら、損にはならなそう(微損?)なのでキャンペーンに魅かれて登録してみる事に。

登録は非常に簡単で、携帯電話を登録するとSMSで認証番号が通知されるので、それを入力するだけ。JNBを銀行口座登録する場合はワンタイムパスワードを求められたのでトークンを準備しておくように。それが終われば案内に従ってヤフオクの売上金受取方法を『Yahoo!マネーで受け取る』に変更する。ヤフオク側で設定するなら、マイオクの下部にある『売上金管理』からも設定できる。登録した銀行口座からチャージする事も可能だが、それだとあまりおいしくないのでヤフオクで売り上げがあがるのを待つw

翌日には売り上げがあがったので見てみると、マイオクの売上金管理ページで売上金4000円強が計上されている。このお金を使って決済ができるはずなので、落札した商品でかんたん決済を選んでYahoo!マネーを選択する。ここでマネー残高には4500円と表示されており、さきほどの売上金より多かった。キャンペーンで付与される500円が加算されていたようだ。次へボタンでフローを進めると、『売上金(チャージ金額)』という欄に落札額が入り、『※売上金を利用する場合は、マネーにチャージしてから支払われます。』との注意書きが。あまり腑に落ちなかったがそのまま支払ってみると、落札額をチャージして支払った旨の表示。売上金が使われてるはずなのにチャージされたってどういう意味???

マイオクの売上金管理やYahoo!ウォレットのマネー明細などを食い入るように見たところ、預金口座からチャージされたような形跡はなく、あくまで売上金からチャージされた形になっていた。どうやらヤフオクの売上金は受け取り後、即座にチャージされる訳でなく、売上金管理の中でプールされるだけの模様。プールされた売上金を手動でチャージ、もしくは決済時に必要額だけチャージすることで初めてYahoo!マネーとなる。プールされただけの売上金はそのまま銀行口座に払い出すことも可能で、こちらの処理には手数料がいらなそう。マネー明細の方からチャージ済みのマネーを銀行口座に払い出そうとすると、手数料を天引きされる事になる。ちなみにキャンペーンでもらった500円のYahoo!マネーはなぜか手付かずの状態で、先行して使ってくれなかった。ヤフオクでは使えないのか、自分の選択の仕方が間違ったのか、まだ不明点が多い。

ということで、ヤフオク売上金をプールするだけであれば特にデメリットはなさそうなので、キャンペーンが続く7月末まではこの設定を維持してみる。ただし、プールしただけでキャンペーンの2%上乗せがもらえる訳ではなく、そこからチャージするときに初めて2%がもらえる。ヤフオクの落札時はかんたん決済でYahoo!マネーを選択することでチャージ時に2%上乗せされ、落札で1%のTポイントがもらえるの。キャンペーン期間中、売上金以内の落札決済はYahoo!マネーで支払っておいて損はないはずだ。キャンペーンが終わると使いどころがなくなるかもしれないが、それも2ヶ月の間に見極める事にしよう。

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