録画サーバ構築 PX-Q3PE ノイズ対策完結編

気が付けば本当に1年以上もの間、録画サーバの構築に時間を割いてきた。他にもやりたいことが多い中で、これだけ時間かけるのどうなんだろうと思いつつ。その中でも最も時間を使っているのが、録画データのブロックノイズ対策。今までも筐体変えたり、受信感度調整したり、BIOS設定を網羅的に試したり、あらゆる可能性を調べてきた。中でもストレージのノイズに対する影響は大きく、別サーバにあるGlusterFSに書き出す形を取ることで、かなりノイズを減らすことができた。一見、ほぼノイズはないくらいなんだけど、それでも1時間くらい見ていると数回ブロックノイズが発生してしまう。

今更だけど、うちの録画サーバの特徴は仮想サーバを使っていること。というのも、PX-Q3PEのドライバ的にCentOS6に限定されてしまうため。物理OSは他のサーバに合わせてCentOS7を使いたかったので、必然的に仮想サーバを選択することに。その上でのストレージ対策だったので、VirtIO経由のディスクを通常HDDからSSDに変えてみたり、ホストOSのストレージを直接ゲストOSに解放するVirtFSも試してみたが、どちらも結果は変わらなかった。現時点での最良の選択は、ローカルのディスクは使わず、リモートのストレージを使うという判断。

ここまでいろいろ試してダメだとすると、問題の絞り込み方を間違っている可能性が高い。仮にチューナーボードそのものの問題だとすると、この品質で消費者の不満が表立たないというのも不思議な話。やはり、これだけノイズに悩んでいるのは自分の環境だけのように思える。いま一度、自分の環境の特徴を思い返して、残された選択肢を整理してみる。すると意外にもシンプルな対策をまだ試していないことに気付く。まず試してみるべきは、原点回帰となる録画サーバの物理サーバ化という案だ。すなわち、長らく使ってきた仮想サーバをやめるということ。

ネットを漁っていると録画サーバに仮想サーバを使っているのは自分だけという感じはしないが、PX-Q3PEに限って言えばあまり事例もない気がするので試すだけ試してみる。他にも幾つか試してみたい構成変更はあったが、ともかくも仮想サーバが無罪であることを証明しなければ、どんな案も空振りに終わってしまうかもしれない。何で今までそれを後回しにしてきたのか、今となっては自分でもよくわからないんだけど。

うちの録画サーバを物理化するのはそれほど難しくない。DBは別サーバのMariaDBを流用しているので、心配する必要はない。今までvirt-installで行ってきたkickstartをdhcpからのkickstartで処理できるように修正する。録画サーバのboot sequenceにてnetwork bootの優先度を高くして再起動。PXE bootでanacondaが起動し、CentOS6のkickstartインストールが始まる。インストール後に自動でchefの適用が始まり、物理化された録画サーバが出来上がった。

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1時間でも数回程度にまで減らしたノイズなので、積極的に検証して改善を確認するのは困難。今まで通り自然体の録画と視聴を通してノイズの有無を確認していく。激減したノイズがゼロになることを証明するのは難しいだろうと想像していたが、意外にもノイズが1回もないということに人間は気付けるらしい。数時間の番組を見てもまったくノイズに出くわすことがない。視聴時間が増えれば増えるほど、その自信は確信に変わっていく。仮想サーバをやめることで、悩まされていたブロックノイズを駆逐することに成功した!

最初から普通に使っていれば、こんなに苦労することなかったのにと悔やまれるが、その一方でOSを細かく限定するデバイスを使うという判断そのものが今回の問題の真因と言えなくもない。CentOS6をインストールした専用録画サーバを置ける人であればPX-Q3PEは何の問題もなく動作するだろう(アッテネータは必要だろうけど)。しかし、うちの環境にとっては単機能なサーバを1台確保されてしまうのは結構なストレス。CentOS7であればファイルサーバ用に2つも動いている訳で、資産効率が悪いと言わざるをえない。録画サーバの便利さはこの1年で骨の髄までよくわかり、充分な投資価値があるという判断をしているので、今の価値観を以てもう一度録画サーバの在り方を見直してみたい。

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